長期ロードテスト(約半年)
Inspiron Mini12とubuntu 9.04の組み合わせで約半年使ってみました。
最近のハード入れ替わりの速度から考えて発売半年後のレビューにそれほど重要な
意味があるとは思えませんが一応記録として残しておきます。
非常にお気に入りなところ
・解像度が高い(1280x800)
mini9も同時期に使っていたのですが、縦600は非常につらい。
WEB巡回も編集も非常にストレスがかかります。
mini12の1280x800は十分とは言いませんが、他のネットブックに比べて大きなアドバンテージ。
・キーボードのサイズ
17.5mmのキーピッチでほぼ正方形。それほど苦労しないで慣れることが出来ました。
19.0mmのフルサイズキーボードと混在しても何とか手が付いていけます。
17.0mmでなおかつ正方形ではないタイプ、例えばポメラとかVaio Xとかも触りましたが
ブラインドタッチで滑らかに入力することは出来ませんでした。
五ミリの差と正方形じゃないって事は大きい。
あと、カーソルキーの大きさ。これが十分大きいところもお気に入りです。
・ubuntuの敷居の低さ
ほとんど知識がないにもかかわらず、大抵のことが出来たのはありがたいです。
デスクトップでやっていたことの半分以上はこのmini12でこなしています。
そこそこお気に入りな所
・ubuntu+ATOK+geditは日本語のメモツールとして十分な働きをすると思います。
DropBoxを組み合わせるとさらにいい感じです。
ただし、geditはWindowsのサクラエディタ等になれちゃった人には少し物足りないと思います。
意外とかゆいところに手が届かない。
・ファンレス
静かな場所で使う必要がある人にはいいと思われます。
ただし、夏はそれなりにホットです。
・消費電力が少ない
基本つけっぱなしで運用してました。
今ひとつだと思ったところ
・文字コード、漢字コード
なれちゃえばどうって事ないのですがWindowsとファイルをやりとりする際に
これらのことを気にする必要があります。やむを得ないのですが。
・液晶の明るさがやや安定しない
液晶の明るさが10段階に調節できるのですが、いつも同じ設定で使っているにもかかわらず
暗く感じる時があります。
・無線LANが時折切断
アイコンから再接続すると治るケースと、OSを再起動しないと治らないケースがあります。
アンテナたっていて切れていたりするので油断なりません。
親機側に問題がある可能性もあります。
悪い所
・タッチパッドが最悪。マウス無しで使えるレベルじゃないです。
手の大きさによるのかもしれませんが位置も最悪です。
・起動する度に液晶の明度設定がリセットされる。
地味にストレスです。起動中に明度調整のショートカットをぽちぽちしてると
パネルへの読み込みが失敗したりするのもなかなかにイライラします。
このせいもあってうちでは常時電源オン運用になりました。
・CPU及びグラフィックが弱すぎる。
わかってて購入したわけですが、WEB巡回等のストレスは思った以上にあります。
おかげで息抜きの回数が減るというメリットもありますがw
WEB巡回の頻度が高い人、Youtube等の動画を見ることを前提にしてる人にはおすすめできません。
評価不可
・バッテリー
持ち出す回数も少なく、電源のないところではほとんど使用しなかったため評価できません。
電源無しで運用しちゃいけないレベルだと感じましたけれど。
・無線WAN接続
これも使用していないのでハードルの高さ等わかりません。
以上です。
最強のメモツールとして思ったより使えてしまっています。
もうしばらく使ってはいく予定ですが、もう少しCPUパワーが欲しくなってきてるのも事実。
さてさて。。。
firefox3.5の「現在のタブを閉じる」とブラウザが閉じちゃう
ubuntu9.04にfirefox3.5入れてみようかと思ったけれど
なかなかに面倒そうなのでやめてしまいました。
こんなことじゃイカン!とか思いますが
ある程度きちんと動いてるツールっていじるの面倒ですよね。。。
件名はWindowsマシンでFirefox3.5入れてみた際にはまったところです。
firefox3.0からFirefox3.5に乗り換えたところ
All-in-one Gestures
の現在のタブを閉じるでブラウザが落っこちてしまうようになりました。
で例によって
about:config
で
browser.tabs.closeWindowWithLastTab
を
false
にするといいですよ、って言う話。
液晶の輝度について
液晶の輝度が起動するたびにリセットされて煩わしいのです。
初期状態だと明るすぎて目が疲れます。
一番下か、下から二番目くらいで十分明るい。
システムから始まるメニューの中にはそれらしき設定項目がなかったので
あきらめていたのですが、ちょっと調べてみると、gconf-editorというので変更できるみたい。
なので
アプリケーション>アクセサリ>端末、で
gconf-editorを起動
apps>gnome-power-manager>backlight
のbrightnessを直すとよいとのこと。
早速直してみると。。。。。全然変わりません ><
しかも一度変更したら変更できなくなるし。何だろうね、これ。
あちこち潜ってみた結果、その設定項目は
/etc/gconf/gconf.xml.mandatory/%gconf-tree.xml
こいつに保存されてるっぽい。
なので早速修正。
このvalueの部分を変えてみます。今回は0にしてみました。
そして再起動。
。。。。。。。変わりません ><
いったいどうなってるんでしょうか、これは。
Dropbox 導入
ubuntuを導入して早一ヶ月。その間バックアップを取るのに何かいい手がないかなと考えていました。USBメモリをさして、コピーして、別のPCにさして、コピーしてなんて言う作業を毎日するのは面倒です。とはいえ、バックアップの頻度を下げると、PCがトラブルに見舞われたときに痛い思いをすること間違いなしですよね。
代替案としてGmailに投げ込んでおく手もありますが数が増えると面倒そうです。Windows側のフォルダをマウントして書き出す方法は穴あけが必要なので出来れば避けたいです。USBメモリに書き出して終わりにする手もありますが紛失がやはり怖いですしWindowsのようにUSBメモリを手軽に暗号化する方法はないようです。
紛失のリスクもなくお手軽という意味では、オンラインストレージも気になっていました。特にブラウザベースではなくクライアントにインストールするタイプのDropboxは使い勝手が良さそうです。良さそうでありながら今まで手を出さずにいた理由は何と言ってもセキュリティ的にどうなのかしら?って事につきます。オンラインにストアしたデータが流失してしまった時のリスク、また、逆にシステムにウィルス等を持ち込んでしまうリスク等がどの程度あるのかはかりかねて躊躇していました。
そんなわけで色々悩んでいたのですが、とりあえずDropboxを使ってみることにしました。
Dropbox導入方法。
1)サイトからパッケージをダウンロード。バージョンを間違えないように。
http://www.getdropbox.com/
中央のDownload Dropboxから
Ubuntu 9.04 (x86)
を選ぶ
2)アプリケーション>アクセサリ>端末、から
sudo dpkg -i ダウンロードしたファイル名
3)アプリケーション>インターネット>Dropbox、で
設定をする。メールアドレス等の登録をすると完了。
4)リポジトリも登録しておきます。
システム>システム管理>Synaptic パッケージマネージャ、から
設定>リポジトリ>サードパーティのソフトウェア、に
deb http://linux.getdropbox.com/ubuntu jaunty main
deb-src http://linux.getdropbox.com/ubuntu jaunty main
の二つを追加しておきます。
※ これはDropboxのダウンロードしたページの下の方に書いてあります。
とまあ、以上で導入は出来たのですが、
実際にもちょっと便利だなと思ってもいるのですが、
生理的にちょっと嫌な感じがしてます。
無料って言うのがさらに問題なんですよね、きっと。
日本語の通用するそこそこ名の通った企業がこのサービスやらないかしら。日本語のサポートついてデータの耐障害性を明確にしてもらえたら十分お金出す対象になると思うんだけどなぁ。